さて、今日は昨日に引き続き「なごみQ」の使い方編です。^^
最近、月経前になるともともとむくみやすい私の脚が、さらにおもーくたぷたぷになってくるのを感じていました。
そういえば、最近セルフお灸、やってない…!
そんなわけで、モデルは私の浮腫が強い左足。
靴下の跡もばっちりついていることには目をつぶってください。
さて、なごみQの用意はできましたか。
「なごみQ」使い方編、参りますよ~!
1.まずは「なごみQ」と灰皿、ライター(マッチでもOK)を用意します。
そして慣れるまでは水にぬらした布巾を横に置いておくと安心です。
2.なごみQを開けると、中はこんな感じ。
押し棒と線香2本、そしてマンガでわかりやすい使い方の説明書が入っています。
このマンガの、思わずよだれが出てしまっている最後のコマが大好きです。
3.次にご用意していただくのは~ご自身の御み足でございます。
今日は内くるぶしからご自身の手指の幅4本分上にある「三陰交」というツボを使います。
内くるぶしからスネの骨の内側に沿ってさすりあげていくと、ペコっと凹んでいるくぼみがありますので、その部分です。
こちらの「三陰交」というツボ、むくみやPMS(月経前症候群)、生理痛、お腹をこわしやすいなどなど、女性特有の冷えからくる慢性的な症状全般に効果があります。
女性にとってはとっても大切なツボになりますので、ぜひぜひ取り方を覚えて下さいね。^^
4.お灸をひとつ取り出し、押し棒でもぐさを押しあげます。
このとき勢いよく押すと、ぴょーんともぐさが飛んで行ってしまいますので、ゆっくりと押しあげます。
こうすることで、もぐさと皮膚の間に空間ができます。
その空間に熱が充満することで、熱さが間接的に皮膚に伝わるのですね。
火が直接皮膚につかないので安心です。^^
5.お尻についているシールをはがし・・・
6.さきほど取った三陰交のツボの上に乗っけます。
そして線香に火をつけ、もぐさに点火。
7.うーん、良い香りが立ち上ってきました!
お灸の香りって、とっても落ち着くんです。
けっこうモクモクするので、気になる方は換気扇を回して下さいね。
このあと、じわじわと5~6分ほどかけて温度がゆっくり上昇してまた、ゆっくりと下降していきます。
この、温度が下がっていく時が気持ち良いのですが、初めて体験する方は「熱いな~」と感じた段階ではずしてしまってください。
特に皮膚が弱い方は、稀にではありますが水ぶくれになる可能性があります。
何度もやっていくうちに、ご自身がどれくらいではずしたらよいのか(もしくは最後まで燃やしきっても大丈夫なのか)がわかってきます。
8.はずすときは、クラフト紙で出来ている筒の部分は高温になっているので気をつけて下さいね。
最初はあらかじめ用意しておいた濡れ布巾を使って取り外すのが良いと思います。
慣れてくると写真のように、シールの部分を持てば熱くありません。
9.お灸をはずした跡はこんな感じ。
茶色く見えるのは火傷ではなく、もぐさ(ヨモギ)の成分です。
青い点は「三陰交」をわかりやすくするためにつけたマーカーですが、今回は少し施灸部位がずれてしまいましたね。
ご家庭でやるときは、このくらいの「いいかげんさ」でじゅうぶんです。
その代わり鍼灸院では厳密にツボを取っていきます。
茶色い跡が気になる方はウエットティッシュでぬぐうとすぐに取れます。
どうでしょう?
簡単!ワンタッチ!!
…と言った割には、工程が9にもなってしまいましたが、これ、一連の流れで行えば点火まで10秒くらい。
静かな場所でお気に入りの音楽をかけながら、ゆっくり火を点ける。
横にアロマポットなんてあったら、極上のリラックスタイムのはじまりです。
この冬、お灸で冷え冷え女子からぽかぽか女子に変身してみませんか?
施灸部位は当院でもお伝えすることができます。
あなたにぴったりのツボをお教えしますので、遠慮なくお声かけくださいね。^^