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本日、無事産業カウンセラー試験の合格証書が届きました!

まさかの開業と受験がどんかぶりという事態に、一度は今年の受験は諦めようかとも思ったのですが。

養成講座の同期や講師の皆さんに励まされつつ、当日はなんとか受験会場にたどり着いたという有様でした。

でも、なんとかこの証書を手にすることができてほっとしています。

 

証書と一緒に手元に届いた『産業カウンセラー倫理綱領』には次のような一節があります。

産業カウンセラーは、社会的現象や個人的問題はすべて心のありようにより解決できるという立場をとらず、勤労者の問題は勤労者をとりまく社会環境の在り方と関連していると捉える。

これが産業カウンセラーの「使命」として、「産業カウンセラーは、人間尊重を基本理念として個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、深い信頼関係を築いて勤労者に役立つことを使命とする」とする第1条に次いで、掲げられているのです。

私は、この立場はとても重要なことだと考えます。

もちろん第1条に掲げられているように、まずは個人の尊厳と人格を尊重すること。

そして深い信頼関係のもと、勤労者に役立つこと。

これが第一義であることは前提ですが、目の前に問題を抱えるクライエントがいたときに、(多くの「カウンセリング」や「心理学」と名のつくものが得てしてそう言ってしまうように)その「問題」は本当にそのクライエントの内側にだけ、もしくはそのクラインエントの視点の取り方にだけ、あるものなのでしょうか?

そういった場合も数多くあるでしょう。

でも、おそらく「問題」とは多くの場合、クライエントという境界の内側(内面)と外側(外側/環境)との葛藤の中にあるものなのではないでしょうか。

 

クライエントにぐーっと接近して、そして内面のありようにフォーカスしていくこと。

そして、次にぐーっと引き離して、その方を取り囲む環境を俯瞰すること。

いうなれば、虫の目と鳥の目、とでも言いましょうか。

 

鍼灸で患者さんに向かい合うとき、我が師からはそれにさらに、魚の目(時流を読む目)が必要だと言われました。

それはカウンセリングという場にも当てはまるように思います。

まだまだスタートラインに立ったばかり。

これからこの資格をどのように有機的に活かしていくのかは、検討課題ですが。

虫の目、鳥の目、魚の目。

この三つを行き来しながら、最終的には寄り添い同じ景色を眺めようとし、そしてその方が自立/自律してその「問題」を乗り越えていく支援ができる、そんなカウンセリングができるようになりたい。

そのように考えています。