最近ありがたいことに会う人会う人に、「開業はいつー?」と聞かれます。
・・・が!
実は、まだ内装工事にも手がつけられていないんです。とほー。
以前お伝えした補助金の交付申請中なのですが、国が相手となるとなかなか話はトントンとは進まないものですね。
この交付決定が下りなければ補助金の対象となるものに関しては発注が出来ないことになっているので、全ての業者さんにいまだGoサインを出せずにいます。
そんなわけでFacebookでお伝えしていたオープン日よりもだいぶ遅れそうな気配。
正式に決まりましたらトップページで発表させていただきますね。
とはいえ、お国からのお達しが来るまで何もできないわけではもちろんありません。
ここ1週間は、ごあいさつもかねて市内や札幌の治療院を見学させていただいています。
先日うかがったのは江別市の「和漢鍼灸院」様。
こちらの後藤和子先生は古医書(難経)に基づく鍼をされている江別市内では数少ない古典派の先生です。
脈を診る手や切経(皮膚の上の反応点をさぐる触診のようなもの)の手がとてもやわらかく心地よいのがとても印象的でした。
私は、「自分の体を任せたい」と思えるのは、実はそういった細かな五感に訴える部分なのだと思っています。
私の前後の患者さんも、先生のことを信頼しきっているのが伝わってきました。
突然の体験治療の申し出にも嫌な顔ひとつされず(もちろん予約していきましたが)、古典や最近の治療の傾向などについて、丁寧に教えて下さいました。
このようにオープンに接して下さる先達が近くにいらっしゃるということは、本当に幸運なことです。
治療家としても人間としても、感じ入るところがたくさんあった一日でした。
このご縁をくださったOさんと、後藤先生に心から感謝いたします。