Tさんはまだ雪が深かったころにメールにてご連絡をいただき、すぐにご来院されました。
その後鍼灸治療を開始してから2ヵ月目の採卵、そして4か月目の移植にて初めての陽性判定。
hCGの数値に一喜一憂しながらも、先日無事妊娠16週を迎えられました。
その後も鍼灸治療は継続していますが、当院では15週の経過をもって「不妊鍼灸」は卒業とさせていただいております。
そのTさんに鍼をしながらミニインタビューをさせていただいたので、ご紹介しますね。
■Tさんの詳しい治療経過はこちら↓↓
不妊治療後の妊娠報告【35歳女性、出産歴なし、基礎疾患:子宮内膜症/チョコレート嚢胞、子宮ポリープ】
まずはご懐妊、そして無時妊娠中期を迎えられましたこと本当に本当におめでとうございます!
ありがとうございます!旦那とも、ほんと~に鍼灸を受けて良かったよねって昨日話したところだったんです。
わあ、そうだったんですか。こちらこそ、当院を見つけてくださってありがとうございます。
Tさんは鍼灸の治療自体が初めてでらっしゃいましたよね。まずはどうして鍼灸を受けてみようかなと思われたのですか?
去年末の段階で移植が2回ともダメで。2回失敗していたので、もうこうなったらできることはすべてやろうと思って。
なるほど。そうだったのですね。ご自身でできることはすべてやろうと思われたのですね。
妊活している人のブログだとかネットで鍼灸が良いのかも?というのはあったので。調べてみたら、江別にも不妊を扱っている鍼灸院があることを知って。
いや、繰り返しになりますが見つけてくださってありがとうございます。(笑)
鍼灸治療を受けてみて、何か良かったこと、ここは変わったなということはありましたか?…あ、ここは正直にお答えいただいて。(笑)
あ、そうですね。確かに!(笑)それがいちばんですからね。
はい。それまでわりと自分でもメンタル弱ってるな~ということもあったんですけど、こちらに来てからはそういうところが楽になったというか。
旦那ともいろいろと話していて、やっぱり鍼灸はやってみて良かったよねって。
Tさんは来てくださった当初から、覚悟がおありだなあと思っていて。本当に私が言ったこと全部やってくださいましたもんね。
そう、お灸もすべてこちらが言ったら全部素直に聞き入れてやってくださって。どれだけやってくださったのかって、お灸の跡でしっかり伝わってきて。
そうですね。先ほどそのお言葉を聞いて、そうかそういう覚悟で来てくださっていたのだなととても腑に落ちました。
今日で「不妊」鍼灸は卒業になります。これからは妊娠中期、後期とめまぐるしく体調が変化していきますので、またその体調に沿ってサポートさせていただけたらうれしいです。
お話をうかがって印象的だったのは、「自分でできることはすべてやろうと思った」というお言葉でした。
そして鍼灸治療を受けて気持ちが楽になったと言っていただけたこと。
私が目指す治療者像は、クライエントの後ろから着いて行き、寄り添い、同じ景色を見ようとする、そんなあり方です。
もちろんそれは確かな技術と知識に裏打ちされたものでなければなりませんが、技術者でありかつ、長い道のりの伴走者であれたらと考えています。
あまり口数は多くなく竹を割ったようなさっぱりとしたTさんが最後にそうおっしゃってくださったのが、とてもうれしく、深く心に残りました。
Tさん、初めての妊娠成立という大きな出来事を迎える道のりをともに歩ませてくださり、本当にありがとうございました!
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