こんにちは!
江別・岩見沢エリアの自分をたいせつにする女性のための鍼灸院【はりきゅう・アロマ日々のあわ】院長の熊坂です。
前回の更新では
ということをお伝えしました。
前回お伝えし忘れましたが、これ、平日だけじゃないですよ。
ポイントは「毎日」というところです。
休日遅く起きる、寝溜めする、は良質な睡眠にとっては逆効果です。
後ろ倒しさせるとしても平日の起床時間+1時間くらいにしておきましょう。
さて、本日は【質の良い睡眠を取るための4箇条その2】です。
質の良い睡眠を取るための4箇条・その2:
朝食にタンパク質を!
睡眠ホルモンのメラトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から作られています。
細かくは、トリプトファンは代謝されて幸せホルモンと呼ばれるセロトニンになり、セロトニンがさらに代謝されて最終的にメラトニンとなります。
セロトニンは人間の精神的安定には欠かせない神経伝達物質で、ストレスを感じるとセロトニンが放出されて過緊張を抑制しようとします。
ですから、セロトニンが不足すると精神のバランスを崩し、うつ病を発症することもあります。
とすると、メラトニン、セロトニンの原材料であるトリプトファンがどれだけ大切な物質かわかりますね。
しかもトリプトファンは体内では生成されませんから、食べ物で補ってあげるほかありません。
トリプトファンが多く含まれる食物は下記の通りです。
肉、魚、豆、乳製品(チーズ)、味噌、卵、バナナ
そしてトリプトファンは単体では十分な量が血液脳関門を突破できないので、炭水化物と同時にとってインスリンの力を借りることが必要です。(※)
おそらく朝食は炭水化物主体の方が多いと思いますので、
【朝食にタンパク質!】
を心がければ自然とトリプトファンの脳内への取り込みが促されますね。
おすすめはお味噌汁。
具材はお豆腐と冷蔵庫に入っている野菜で十分です。
温かいので胃に負担になりにくいのも魅力です。
また、そもそも朝食を取る週間のない方はヨーグルトにバナナだけでもお腹に入れる習慣をつけてみてください。
バナナはタンパク質ほどトリプトファンの量は多くありませんが、炭水化物とビタミンB6もいっぺんに取れるので、効率よくトリプトファンを脳に供給できます。
睡眠不足で体が疲れているときには最適な食材です🍌
※トリプトファンが脳に運ばれる際には、トリプトファンだけではなく長鎖中性アミノ酸なども一緒に運ばれます。通常脳には長鎖中生アミノ酸の方が優先されて運ばれるので、トリプトファンは十分運ばれません。炭水化物をとってインスリンを分泌させると長鎖中性アミノ酸は筋肉で使われるようになるため、その分脳へ運ぶ輸送体に空席ができ、トリプトファンの脳内への取り込みが促進されるのです。
次の【質の良い睡眠を取るための4箇条その3:1日30分の有酸素運動を!】に続きます。